「最近、自分の時間を持ちたいとか、やりたいことをやってみたいという気持ちが出てきました。
でも実際に行動に移そうとすると、『家族をほったらかしにしている気がする…』と罪悪感が湧いてきます。
自分を優先するって、やっぱりワガママなんでしょうか?」
このようなご相談をよくいただきます。
長年、ご家族のために一生懸命頑張ってこられた方ほど、こうした気持ちに揺れることはとても自然なことです。
「自分を大切にすること」は家族の幸せにもつながります
まずお伝えしたいのはこれです。
「自分を大切にすることは、ご家族を大切にすることと矛盾しません」
むしろ、それこそが家族にとっての贈り物になるのです。
あなたの穏やかな心や笑顔は、思っている以上にご家族に安心感を与えています。
無理を重ねて我慢しているときよりも、心が満たされているときの方が、自然と優しく接することができるのではないでしょうか。
実は、心理学でも家族療法でもちゃんと証明されています
この考え方は、ただの気休めではありません。
心理学や家族療法では、
🍀自分の気持ちや欲求を大切にできる人は、他者にも優しくなれる
🍀母親(妻)が精神的に安定していると、家庭全体に安心感が広がる
ということがさまざまな研究で実証されています。
つまり、「自分を大切にすること=周りの人の幸せにもなる」というのは、理屈としてもしっかり成立しているのです。
“私を満たす”って、もっと自由で身近なことでいいんです
「自分を大切にする」と聞くと、何か特別なことをしなきゃと思うかもしれません。
でも実際は、身近なことでいいんです。
たとえば…
🍀見たかった映画や動画を楽しむ
🍀朝の10分だけでも、コーヒーをゆっくり味わう
🍀好きな音楽を聴きながら料理する
🍀気になっていたワークショップや習い事に参加してみる
🍀「今日は家事をちょっと手抜きしてみよう」と自分に許す
どんなことであれ、「これが心地いいな」「今これをしたいな」と思えることを自分に許すことが大切です。
その満たされた気持ちは、自然とご家族にも伝わります。

あなたの幸せが、家族にとっても大切なもの
「私が幸せでいることが、家族にとって一番の贈り物」
これは、理屈でも感情でも、しっかりとした裏付けのある事実です。
これまで誰かのために走り続けてきたあなたへ。
これからは、あなた自身の人生にもちゃんと目を向けていいのです。
「でもどうすればいいか分からない…」と感じたときは、自分の本音に静かに耳を澄ませてみてください。
その一歩が、これからの未来の大きな転機になるかもしれません。